この記事は公開日から1年以上経過してるため情報が古い可能性があります。
鍛えられた筋肉美を競う競技といえばボディビルが一般的だが、近年特に女性に人気なのが「ビキニ競技」だ。ボディビルは筋肉の“大きさ”を競うが、ビキニ競技では筋肉美だけではなく、女性らしいバストやヒップ、髪型やメイクといったトータルの美を競う。
筋肉美を競うNPCJ大阪大会が6月22日に開かれ、佐藤絵里さん(53歳・向陽台)が「初出場40歳以上の部門(ビキニエリート)」で見事優勝した。元々ウルトラマラソンランナーで273キロを完走したこともある佐藤さんだったが、17年に股関節を痛めた。リハビリで始めた筋トレの魅力に夢中になり、トレーナーの勧めもあって「ビキニ競技」に挑戦。「最初はそんな競技があることも知らなかった」という佐藤さん。髪型やメイク、決めポーズもほぼ独学で研究し、「見学のつもりで行った」大会で見事優勝。50歳を過ぎてから、開始わずか1年での優勝は快挙だ。その後、京都の大会でも優勝し、今はビキニ競技にどっぷりの生活に。
毎日のトレーニングの他、食事・体重管理も欠かせない。元々自分に自信がなくメイクもしなかったという佐藤さんだが、「今はメイクやネイルも好き。どんどん変わっていく自分を見るのが楽しい」と笑顔を見せる。
南河内での競技人口はほとんどないため「もっと広く知ってもらいたい」とも。「健康年齢を長くするためにも筋力トレーニングはお勧めです。競技にも興味を持ってもらえれば」と。
早くも来年の大会に向けて準備に余念のない毎日を送っている。